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藤田翔
伊豆最年少ジオガイド

東伊豆町民インタビューNo.13 藤田翔さん

今回は、地域おこし協力隊として、東伊豆町内でプレイパークという子どもたちへの創作の場を作る活動や、東伊豆町の自然を利用した生涯学習の活動などをされている藤田翔さんにインタビューをさせていただきました!

静大FW
静大FW
藤田さん、今日はよろしくお願いします!
藤田さんは、地域おこし協力隊として昨年から東伊豆町内で活動していると伺いました。
そこでまず、藤田さんが東伊豆町で地域おこし協力隊になるまでの経歴についてお教えください!
東京で生まれて東京で育ちました。
小さい頃から生き物のことが大好きで、その繋がりから高校は地元の園芸高校で愛玩動物について学びました。園芸高校で様々なことを学んでいく中で、自然環境のことについてもっと学びたいと思ったので高校卒業後は専門学校で自然環境のことについて詳しく学びました。その後は「多くの人に自然の魅力を教えたい!自然について伝えられる場を自分で作りたい!」という考えのもとで、昨年の5月に地域おこし協力隊として東伊豆町で活動するようになりました。 
藤田さん
藤田さん
静大FW
静大FW
東京生まれの東京育ちなのですね!
地域おこし協力隊として入る以前は東伊豆町のことを知っていましたか?
入る以前は東伊豆町というまちについてあまり知りませんでした。
でも、山と海に囲まれていて、豊かな自然の中で幅広い生態系が見られるというイメージがありました。
そういった「豊かな自然」というイメージが東伊豆町で地域おこし協力隊として活動したいと思ったきっかけの一つです。
藤田さん
藤田さん
静大FW
静大FW
確かに、伊豆というと海もあり山もありでとても自然に恵まれているというイメージがありますよね!
東伊豆町に実際に来てみてどう思いましたか? 
独特の地形や生態系があってとても面白いと思いました。
伊豆は火山活動によってできた土地なので、そういった火山のまだ肥えていない土地に生える植物が多くみられます。
また、伊豆の暖かい気候だからこそ見られる昆虫もいます。例えば、オオキンカメムシとか。
藤田さん
藤田さん

静大FW
静大FW
とても模様が綺麗な虫ですね!こんなに面白い柄の虫が生息しているとは思いませんでした!
藤田さんは、こういった珍しい生態系を利用した活動をされているのですか?
生態系を利用した活動はできると思うのですが、希少種や絶滅危惧種が生息する場所などは保護の観点から利用するのが難しいと思います。
ただ、東伊豆町にはこんなにも豊かな自然があるということを伝える活動は、これからしていきたいと思っています。
現在は、その活動の一つとしてプレイパークを開催しています。
藤田さん
藤田さん
静大FW
静大FW
藤田さんが今メインで活動していらっしゃるものですね!
プレイパークの具体的な内容について教えてください!
プレイパークは、子どもたちが自由に遊べる場です。
そこでは、地面に穴を掘っても良いし、ノコギリで何かを切っても良いし、子どもたちにとってみれば、秘密基地のような場所ですね。
僕が今行っているプレイパークの活動では、広場を借りて子どもたちと一緒に葉っぱを集めて色を塗ってみたり、木をノコギリで切って名札を作ってみたりして楽しめる場を作っています。
藤田さん
藤田さん

静大FW
静大FW
楽しみ方は子どもたち次第ということですね!
ただ遊ぶだけでも子どもたちに豊富な発想力が身につきそうです!
プレイパークの活動を始めるきっかけは何ですか?
子どもの頃、近所にプレイパークがあって、よくそこで遊んでいました。
そこでは、子どもたちが自分たちの責任で自由に遊ぶことができて、だからこそ危険なことやうまくいかないこともたくさんあって、遊んでいく中でいろいろなことを学ぶことができました。
そういった場をいろいろなところで作って行きたいなと思ったのです。
藤田さん
藤田さん
静大FW
静大FW
東京にそのような場所があったのですね。
東京の方が外で遊べる場が少ないイメージでした。
そうですよね、でも実は東京の方が地方に比べてそういった外で子ども達だけで遊べる場が多いですよ。
もちろん地方の方が自然豊かなのですが、子どもたちが自由に遊べるような整備がされている場所は東京よりも少ないです。
また子どもたちの人数も少ないので、一緒に遊べる仲間も少ない印象ですね。
藤田さん
藤田さん
静大FW
静大FW
なるほど、だからこそ藤田さんは東伊豆町で子どもたちが自由に創作できる場を作ろうとしているのですね!
やはりプレイパークに参加されている方々も藤田さんと同じような考えをお持ちなのでしょうか。
そうですね、プレイパークに参加されている親御さんは、自然の中で子ども達を遊ばせたいと思っているけれどどう遊ばせていいのかわからないという人が多いですね。
ありがたいことに、これからも続けて欲しいと言ってくださる方も多いです。
藤田さん
藤田さん
静大FW
静大FW
プレイパークに参加した子どもたちの様子はどのような感じでしたか?
最初は木や葉っぱから何を作れば良いのかわからないといった感じでしたが、それらを使って名札を作ってみたり、看板を作ってみたりしていく中で自分だけのものを作れた喜びを感じてくれるようになりました。
藤田さん
藤田さん

静大FW
静大FW
子どもたちもとても楽しそうですね!
自分たちの力だけで何かを作り上げるという経験は子どもたちにとってとても貴重なものですよね!
これからもプレイパークの活動を続けていきたいと思いますか?
続けていきたいと思っています。
続けていく中で、最終的には東京にあったプレイパークのように、子どもたちが自分たちの責任で何でもできるプレイパークができたら良いなと思っています。
藤田さん
藤田さん
静大FW
静大FW
藤田さんはプレイパークの開催以外にも活動をされていると伺いました!
具体的にはどのような活動を行っていますか?
図書館で子ども達に東伊豆町の自然について伝える活動をしています。
また、そういった東伊豆町にある豊かな自然を大人の方にも伝える生涯学習の活動もしています。
藤田さん
藤田さん

静大FW
静大FW
色々な活動をしていらっしゃるのですね!
そのような活動をされていく中で東伊豆町が最終的にどうなって欲しいと思いますか?
鳥の鳴き声や道端に咲いている花、昆虫など、普段は何気なく見過ごしている自然がたくさんありますが、そういった普段は背景となっているようなものに目を向けてくれる人が増えて欲しいなと思います。
藤田さん
藤田さん
静大FW
静大FW
確かに、豊かな自然の中で過ごしているからこそ普段注目していないものってありますよね!
私たちも公園に植えられている花や道脇に生えている植物などに対して普段あまり気にかけて見たことがありません。
でもこういった身の回りにある自然に対して「これは何の花だろう」「この植物は何ていう名前なのだろう」と考えながら過ごしていくと、普段と変わらない生活の場であっても全く違って見えてきますし、何より日常生活が楽しくなると思います!
今回のインタビューでは、この「自然」という存在について改めて考えるきっかけになりました。「自然」については、これからの東伊豆町を考えていく上での重要なキーワードの一つになるのではないかと思います。
藤田さん、今日は色々なことを学ばせていただきました!ありがとうございました!