INTERVIEW

  1. HOME
  2. インタビュー
  3. 東伊豆町民インタビュー 社会福祉法人たちばな童園 東伊豆認定こども園(後編)

住む

東伊豆町民インタビュー 社会福祉法人たちばな童園 東伊豆認定こども園(後編)

荒武
荒武

後編では先生方が保護者目線で感じる町の教育のあり方や子ども達とのエピソードについてお伺いしていきます!
先生方の中には自分自身も子を育てる保護者の立場である方々もいらっしゃるとお伺いしているのですが、保護者目線で「もっとこうだったら良いのに」「これってどうなっているの?」といった意見や疑問などがあればお伺いしたいです。


我が家にも子どもがいるのですが中学校の部活の選択肢の少なさにはびっくりしましたね。私たちの時代にはあった部活がごっそりなくなっています。中体連も部活からではなくクラブチームからも出場できるため、クラブの子は大会に出場できても学校の部活に入っている子は人数不足で出席できないなどの現状もあるので、何とかしてあげてほしいなとは常々感じています。
しかし少子化や先生方の負担などを考えると部活動という存在自体が徐々になくなっていくのかなと思います。現状を考えると仕方ない部分も多いのですが、少し寂しい気持ちになりますね。

みか先生
みか先生

私は学校統合の話が気になっています。統合に関するアンケートなどにも回答したのですが、その後の結果がどうなったのかわからず「結局どうなったのかな?」「どのような意見が集まったのかな?」という疑問が残ったままになっています。
私のように地元民であれば何かしら頼ることのできるツールを見つけられるのですが、移住者の方にとっては誰に声を届けるべきか、どのように自分達の声が届いたのかを知る機会やツールが少ないと思うので経過報告だけでもしていただけたら安心感につながるのではないかと感じています。

あやこ先生
あやこ先生

荒武
荒武

保護者として、教育の現場を知る教育者としての貴重なご意見、ありがとうございます。僕もこの声をどうにか届けられるように動いていけたらと思います。
最後なのですが、子ども達の感性や才能が開花したなどの希望あるエピソードがあれば教えていただきたいです!

子ども達同士がコミュニケーションを測り、お互いに成長していく様子にはいつも感銘を受けています。ある日、1歳クラスの男の子が他の子にブロックを取られてしまって泣いている場面に遭遇しました。様子を見ていたところ、同じクラスの女の子が近寄って泣いている子の背中を「よしよし」と優しく撫でてくれました。その光景を見た時に「大人だけが子どもを育てるのではない。子どもはお互いに育てあっているのだ」と実感しました。
子ども達と接していると、大人である私の方が学ばせてもらうこともたくさんあります。今後も子ども達に気を配りながらも、時には優しく見守り、成長し続けていく様子を間近で感じられたら幸せですね。

園長先生
園長先生

こども園もなぎる保育園も子ども達の好きなことや興味のあることにとことん寄り添うスタイルなので、保育園で経験したことが大きくなってもその子の糧になっている瞬間を見るととても嬉しい気持ちになります。私の子どもも園で習字を経験したことで興味を持つようになり、今でも習字が大好きです。
現在担当している子ども達はカタツムリやカブトムシなどの生き物が大好きな子達なので、日常の取り組みにお世話の時間を加えたり、少し長めの距離をお散歩することで動植物と触れ合う機会を作ったりしています。何気ない普段の生活こそ、子ども達の興味や関心を見つけるきっかけになると考えています。
今後も子ども達自身が自分の持っている可能性のタネを育てられるようにサポートしながら、他の子が持っているタネも大切する優しい気持ちを持てるよう、一人一人に寄り添った保育を続けていきます。

みか先生
みか先生

子ども達の興味あることを肯定し続けることでその感性がぐんぐん育まれ、周囲からも受け入れられている様子を見ると才能が開花したなと感じます。
園にも深海生物や妖怪が大好きで、特にダイオウイカに興味を持っている子がいるのですが、私たち大人が「すごーい!それってどんな生き物?」「何でも知っていて物知りだね!」と興味を持って接することで、子ども達も自然とその子をリスペクトするようになりました。その子自身も褒められたことで自信がつき、粘土で大人顔負けの作品を作れるくらいに工作が上手になりました。もしその時に「ダイオウイカなんて言っちゃって〜(笑)」と聞き流してしまっていたら、その子の可能性を潰してしまっていたかもしれません。
どんなことでも一人一人の「好き!」という気持ちを受け入れ、周囲にもその気持ちを伝えられる場面を作ることがとても大切だと実感しました。

さゆり先生
さゆり先生

子ども達が興味あるものを目にした際にスイッチが入る瞬間や、その子らしい才能を感じる場面に立ち会うことができた時は本当にありがたい気持ちでいっぱいになり、心から「この仕事をしていて良かったな」とあたたかい気持ちになります。
現代ではみんな平等という順位をつけない教育が良しとする考え方もありますが、私はある程度順位をつけることが大切だと感じています。年長さんが二チームに分かれてリレー対決を行った際、負けたチームが敗因を話し合う場面でかけっこが苦手な子を責めてしまったり、意見が合わず揉めたりすることがありました。しかしそういった経験をすることで自分と友達は違う意見や特性を持っていて当たり前だということに気がつき、相手を思いやる感性などが育まれていくと思います。
みんなで得意なことは褒め、苦手なことは応援しあえる環境を作ることでいろいろな子がいるのだということを実感しますし、そうすることで芽生える大切な考えや感情もあると信じています。

あやこ先生
あやこ先生

荒武
荒武
どの先生も本当に素晴らしいお考えをお持ちで感動しました。園長先生、みか先生、あやこ先生、さゆり先生、貴重なお話をありがとうございました!