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住む
村木友香さん
稲取温泉旅館組合

東伊豆町民インタビューNO.24 村木友香さん

荒武
荒武

こんにちは!

本日は、稲取温泉旅館組合事務局の村木友香さんを取材させていただきます!

旅館組合と並行して、稲取観光協会の事務も担当し、イベント段取りなどの裏方のお仕事に取り組まれている、この土地の観光業を影で支える方のお一人です!

村木さんの生い立ちを教えていただけますでしょうか!?

生まれも育ちも稲取です。

小学生のころには、祭となれば友達と一緒に若い衆の練(ねり)を追いかけていました。

祭の時の稲取の男の人って、ほんと、カッコいいんです!!

地元稲取高校に進学してからは、授業中に窓から見える景色を飽くことなく眺め、先生に注意されることもしばしばありました。

だって、あの景色は最高ですよね!自分が住んでいる町があんなふうに見えるなんて。ジブリっぽいというか・・・

村木さん
村木さん

田舎と言えば田舎ですが、ここに住んでいて不便だと思ったことはありません。

都会へのあこがれはあるけれど、昔から東京へ遊びに出かけても、人の多さ・物の多さに圧倒されて、どっと疲れてしまいます。

電車が稲取駅に着き、見慣れた駅前の看板が目に入ってくるとホッとしますよね。

そのたびに思うのは、「トキメキはたまにでいい。都会になんてとても住めない。」ということ。

高校卒業後は、伊東市内のホテルの就職しました。

自宅から通うこと2年で退社し、二十歳の時、稲取駅前の観光案内所でアルバイトを始め、半年後に旅館組合事務局に本採用され、現在に至ります。

ここを離れたことがないので、当たり前かもしれないのですが・・・たぶん自分の8割は、‘稲取’で作られていると思います!

村木さん
村木さん
荒武
荒武

村木さんの稲取愛が伝わるお話をありがとうございます!

自分も鳥の展望台からの眺めが大好きです!

そんな村木さんが稲取の観光や地元について思うことを掘り下げて伺わせてください。

私にとって稲取は日常的で当たり前な場所です。

観光業に携わっているものの、裏方仕事ゆえに、直接お客様に接して稲取の印象について聞く機会は少ないと思います。

プライベートの旅先でも、つい仕事脳でPRポスターや宣伝方法などに目は行ってしまうけれど、他の土地とどこが違って、どんな特色があるのか・・・自分の中に比較対象がなく、「稲取独特の良さとは何ぞや?」を深く意識することはありませんでした。

当たり前に身近すぎて、当たり前に好きだと、どれほど価値があるものなのかに案外気づけないものですよね。

村木さん
村木さん

なので稲取は大好きな町だけど、特別すごい場所だとは思ってはいませんでした。

そう思う年月が続いていたところへ、数年前東伊豆に、国の制度で採用された「地域おこし協力隊」がやって来ました。
移住してきた彼らが、自分たちが今まで当たり前だと思っていた何気ない景色、日々のありきたりな出来事や昔からの風習について、とても素晴らしいと言ってくれます。

都会では得られない豊かな暮らしがあると、SNSなどで発信しているのを目にするようになりました。

そこに良さを感じてくれるんだ!そういうことが、外から来た人にとっては新鮮で魅力的なんだ!と、地元目線とよそ者目線との違いを知ったことは、私にとってかなり衝撃的でした。

さらに、「地域おこし協力隊」時代の荒武さんが、稲取のホテル・旅館で働く若手社員さんたちに、職場を越えた横のつながりを作るための「若者交流会」を企画してくれるようになりました。

村木さん
村木さん

就職を機に東伊豆にやってきても、職場での人間関係の希薄さから居づらくなり、離職する人が多い旅館業。

その問題解決になればと始まったこの企画のおかげで、私自身も若手従業員と接する機会が増えた。

中には旅館組合の事務所に寄ってくれる人もいて、「仕事どう?」「最近どんな?」など、以前よりも会話をするようになりました。

旅館勤めのつらさは、自分にも経験があるので、自分が話を聴いてあげることで気持ちが楽になり、離職する人が1人でも2人でも減ってくれたらうれしいですね。

地元出身の自分たちには気づけなかった、「外から来た人たちの思い」に気づかせてもらえたことは、とてもありがたいと思っています!

村木さん
村木さん
荒武
荒武

よそ者だからこそ気付くことができる地域の魅力っていうのがありますよね。

旅館に勤める若手社員さんたちは町外出身者の方が多いですが、みなさんこの土地でお客さんたちに満足してもらうサービスを提供することにやりがいを感じていて素晴らしいと尊敬しています。

村木さんのような地元の人とつながることができる機会ってとてもありがたいんですよね!

それでは村木さんがこれからどのように地元で暮らしていこうとされているのかをお教えいただいてもいいでしょうか?

稲取が好きで地元に残りましたが、町の活気がなくなり、若い人たちが少なくなってきていることに危機感を覚えています。

実は10年ほど前に、「観光業が賑わうことで仕事が増えれば、地元に戻ってくる人や移り住んで来る人が増えるのでは?」と、地元の若手有志の会が立ち上がり、築城石をテーマにした「石曳きまつり」を企画しました。

石丁場を観光スポットにする計画などもあったほど盛り上がりました。

私もメンバーの一員として参加していましたが、残念ながら集いの回数が減ってゆき、自然と活動そのものも立ち消えになってしまいました。

「復活は無理でも、また若手が集まって、何かしらが興ってくれたら・・・」という思いは今でもあります。

外へ出て行った人たちが戻ってきたいと思える町。他所から移住したいと思ってもらえる町。働く場所があり子育てをしやすい町・・・理想はあっても、自分だけで何かを具体的に考え、何かできるわけではないけれど・・・旅館組合の仕事でも他のことでも、リーダーシップを取って動いている人たちを、「全力でサポートするのが自分の役割」だと思っています。

オフの日には、よくドライブに出かけ、伊豆半島内や、箱根あたりまで足を伸ばすことも。

御朱印集めや史跡巡り、その土地ならではの魅力に触れることに楽しさを感じています!

観光にはストーリーが大切だなって思います。

東伊豆でも歴史的なことにもっと着目して、観光につなげていけるように取り組んでいきたいです!

村木さん
村木さん

荒武
荒武

自分の町を大好きだと言えるって、とても素敵なことだなあと村木さんからお話を伺って改めて思いました!

東伊豆通信をそのためのメディアとして成長させていくことは自分の使命だと改めて考えさせられる機会になりました!

村木さん、本日はどうもありがとうございました!!